【バラの精油(エッセンシャルオイル)】ローズアブソリュート/ローズオットー【違いは抽出方法】
🌹バラの香りと生命力を暮らしに ― バラの精油の魅力と選び方
ふんわりと優雅に香るバラの香り。 その気品ある香りをギュッと凝縮したのがバラの精油(エッセンシャルオイル)です。天然アロマテラピーの王道であり、“香りの女王”にふさわしい、贅沢の極みと言えるでしょう。
けれど、いざ購入しようとすると──
「ローズオットー?ローズアブソリュート?どう違うの?」 「値段が全然違うけど、なぜ?」
そんな疑問にぶつかる方も多いはず。 この記事では、バラの精油の種類と選び方、効果効能から歴史的背景、偽物を見分けるコツまで、バラの香り好き・アロマ初心者のあなたのために丁寧に解説していきます。
【この記事でわかること】
- ローズオットーとローズアブソリュートの違い
- 用途別のおすすめの選び方と肌への安全性の違い
- 高価なバラの精油に潜む偽物の見分け方と価格の目安
- 心、体、肌を整えるローズ精油の効能・効能
バラの精油は50〜150輪から1滴しか採れない「香りの宝石」
バラの精油とは、バラの花びらから抽出された香り成分。
100%天然のエッセンシャルオイルは非常に高価で、まさに“香りの宝石”です。
その理由は抽出には大量のバラが必要だから。
ローズオットーにおいては50〜150輪というバラから1滴しか取ることができません。1kgのオイルとなると、約5トンもの花が必要になります。
香料バラの女王・ダマスクローズを使い、ほんのわずかな量の精油を抽出するのにも膨大な労力とコストがかかるのです。

ローズオットーとローズアブソリュートの違いを徹底比較
バラの精油(エッセンシャルオイル)にはローズオットー、ローズアブソリュートの2種類があります。
ローズオットー、アブソリュートの違い比較
| 項目 | ローズオットー | ローズアブソリュート |
|---|---|---|
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 | 溶剤抽出法 |
| 香り | 柔らかく、ややフルーティ | 濃厚で華やか、深みと甘さがある |
| 価格 | 非常に高価 | 高価 |
| 使用する花 | Rosa damascena(ロサ・ダマスケナ) | 主にRosa centifolia(ロサ・ケンティフォリア) |
| 使用する花の量 | 約3〜5トンの花から1kgの精油 | ローズオットーより少ない |
| 肌への使用 | 推奨(キャリアオイルで希釈)。純粋で刺激が少ない。 | 注意(溶剤残留の可能性)。芳香浴や香水向き。 |
| 色 | 無色〜淡い黄色 | 濃いオレンジ〜琥珀色 |
水蒸気蒸留法とは
水蒸気蒸留法とは、植物の原料(バラの花びらなど)に高温の水蒸気を吹き込み、芳香成分(精油)を蒸発させた後、それを冷却して液体に戻すことで精油を抽出する伝統的な方法です。
溶剤抽出法とは
剤抽出法とは、植物の原料を熱を使わずに有機溶剤(ヘキサンなど)に浸し、香りの成分を溶剤に溶かし出した後、溶剤を揮発させて精油を取り出す方法です。
おすすめの使用方法
- 肌ケアやアロママッサージに使いたいなら「ローズオットー」
- 芳香浴や香水づくりに香り重視で選ぶなら「アブソリュート」
バラの精油は「心・体・美」に働きかけてくれます。
偽物に気を付けましょう ―ローズオットーの偽物の見分け方
バラの精油は非常に高価なため、残念ながら“偽物”も多く出回っています。購入する際には気をつけましょう。
| チェック項目 | 本物 | 偽物の可能性 |
|---|---|---|
| 価格 | 1mlあたり¥10,000以上も普通 | 1mlあたり5,000円以下はほぼNG |
| 表示 | 「ダマスクローズ(Rosa damascena)」など学名明記 | 曖昧な名称(ローズオイル、フレグランスオイルなど) |
| 原産地 | ブルガリア、トルコなど信頼性ある産地 | 不明または中国など安価産地 |
| 抽出方法の記載 | 水蒸気蒸留 or 溶剤抽出の明記 | 抽出法の記載なし |
ローズオットーは成分の性質上、低温で白く固まる特性があります。冬場に固まらなかったら、ローズオットーではないといえるでしょう。
安いバラの精油には溶剤の香りが強く残っている場合もあります。
また、フレグランスオイル(合成香料)や希釈オイルと間違えないよう注意しましょう。

効果効能:心も肌も整える、ローズの力
心への作用
- 緊張や不安を和らげ、気持ちを穏やかにする
- 深い悲しみや喪失感を癒す(グリーフケアに用いられることも)
- 幸福感や自信を与える
身体への作用
- ホルモンバランスの調整(特に女性の月経トラブルや更年期に◎)
- 抗炎症・抗菌作用による免疫サポート
- 自律神経のバランスを整える
- 記憶力の向上
美容への作用(スキンケア)
- 肌の弾力と潤いを高める
- 老化防止・エイジングケアに◎
- 敏感肌や乾燥肌にもやさしく、肌荒れの回復を促進
飲用は厳禁です。管理者は過去にダメと知りつつ、コップの水に一滴垂らして試飲してみたことがあります。その結果、喉や食道に灼熱感を覚えました。
これは、ローズ精油が高濃度であり、粘膜に対して非常に強い刺激作用を持つためです。
絶対に飲まないでください。

まとめ:心と暮らしに寄り添う、バラの力
バラはその昔、薬としても珍重されてきた歴史が示す通り、単なる香りを超えて、人の心身に深く作用する力を持っています。その華やかで高貴な香り、そして多くの花から抽出される驚異的な希少度は、まさに贅沢そのものです。
もしあなたが、
- 忙しい日々に、ひとときの深い癒しと安らぎを求めているなら
- 年齢を重ねた肌を、究極の美容成分で丁寧にいたわりたいなら
香りの女王・バラは、あなたの暮らしに優しく、そして力強く寄り添ってくれるでしょう。
その力を最大限に引き出すためには、ローズオットーとローズアブソリュート、それぞれの特徴を理解し、用途に合わせて選ぶことがおすすめです。
それぞれの特徴を押さえて、心身ともに華やぐローズライフを、ぜひお楽しみください。
