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【決定版】バラの嗅ぎ方完全ガイド|香りを最大限楽しむ方法

Beautiful pink roses flower in the garden

香り好きなロザリアンにとって、バラの香りを嗅ぐ時間は至福のひととき…。
バラ園に行って、自分で栽培して、存分に香りを楽しみたいですよね。
でも、香りを最大限楽しむためには、ただ嗅ぐだけではなく、ちょっとしたコツが必要なんです。

※香りを最も楽しめる時期については別記事で解説します。
※香りを最も楽しめる花の状態については別記事で解説します。

この記事では

バラの香りの嗅ぎ方マナーを解説します。

この記事を読むと

バラの香りを最大限そしてエレガントに楽しむ事ができるようになります。

香りを嗅ぐときに大事なこと

花を傷めない

まず押さえておきたいのは、
「花を傷めない」ということです。
もう摘んでしまって自分一人で楽しむのなら問題ありませんが、
公園や公共の場の皆で楽しむバラは、
マナーとして極力傷めないように気をつけましょう。

花弁に触れない

花を傷めないため、また、手の香りを移さないために、
花弁には触れないようにしましょう。
茎(ステムと呼ばれます)を優しくつまみ、そっと顔を近づけます。

息を吹きかけない

香りを吸い込んだあとは、その息をバラに吹きかけないようにしましょう。
人の息によって、香りが変わってしまう恐れがあります。

適切な嗅ぎ方

香りを楽しむためには出来るだけ多くの香りを吸い込む必要があります。

深く吸い込む

クンクン嗅がずにすーっと静かに大きく吸い込みましょう
細かく嗅ぐと採れない香りがあったり、他の香りが混ざったりしてしまいます。

2〜3度、動作を繰り返す

繰り返しすぎると、鼻が順応してしまい
香りがわからなくなってしまいます。
2〜3度くらいまでが香りを一番感じやすいです。

鼻をリセットする

嗅覚は疲労しやすい感覚です。
香水を使ったときなどで経験がある方もいると思いますが、
鼻が慣れてしまうと、香りを感じづらくなくなってしまいます。
バラの香りを嗅いでいるときも
そんなときに役に立つ方法を紹介します。

香りから離れて時間を置く

最も単純な方法ですが、香りから離れて時間を置くと、嗅覚が回復します。
時間がかかってしまうのが難点ですね。

自分の匂いを嗅ぐ

すぐにリセットしたい場合は、自分の匂いを嗅ぐと良いと言われています。
ワインのテイスティングをするときにも用いられる方法で、
自分の手の甲や肘の裏の匂いを嗅ぐ、というものがあります。
いつも感じている匂いによって疲労した嗅覚を回復させる効果があるんだとか。

さあ、バラの香りを嗅いでみましょう!

手順

1、優しく茎(ステム)をつまむ

花から近い位置のステムをつまみ、嗅ぎやすいように固定しましょう。
棘に気をつけて。

2、顔を近づける

静かに顔を近づけましょう。
花に触れないように注意。

3、静かに、大きく鼻から息を吸い込む

吸って吐いてを繰り返さず、スーッと大きく吸い込みましょう。

4、少しだけ息を止める

少しだけ体の中に香りをとどまらせ、イメージを巡らせましょう。

5、花から顔をそむけ、息を吐きだす

息を花に吹きかけないように注意しながら、息を吐きだします。

こんな方法も!?バラの香りを嗅ぐ裏技

実は、もっと香りを強く感じる方法があります。

花を手で覆う

花全体を手で覆って嗅ぐことによって、
ワイングラスのように香りを集めることができます。
この方法を使うことで、一度にたくさんの香りを感じることができます。

花弁を強制的に開かせる

バラの香りの多くは花弁から発せられていますが、
時間が経って花が開いていく過程で、また、高温や乾燥などの条件でも、
香り成分は揮発してどんどん失われていきます。
花弁の内側の部分は比較的香りが揮発していないことが多いので、
それを狙って、強制的に手で開かせます。

いずれも花を傷めてしまうので、使える状況は限られますが、
可能であれば是非試してほしい方法です。

いかがでしたでしょうか。
マナーを守って、バラの素晴らしい香りを楽しみましょう。

香りの感想を仲間と共有すると、更に楽しいよ

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